出典:Risk-Adjusted SPIVA Scorecard Year-End 2020 (PDFリンク)
22110027 投資の肝であるテクニカル分析を学び投資の知識を高めましょう テクニカル分析による投資と技術の基礎技術を習得しよう【Zoom/90分/金融財務/スキル/】
【概 要】
当然ながら投資には様々な知識が必要です。テクニカル分析とファンダメンタル分析は投資の両輪と言われています。数多くの情報が精密化、高度化する中での投資はその知識・技術を高め適切なタイミングでの行動が求められています。本講座では投資におけるテクニカル分析の基本的な知識とその活用を熟知していただきます。初心者から経験者まで学べるように基本的な知識と活用技術を習得できるようにカリキュラムを組んでおります。皆さんの投資に大いに役立つ講座となりうるものと思います。各講師は「日本テクニカルアナリスト協会」のそれぞれの実践的な専門の講師が担当します。この機会に大いに学び活用しましょう。
※本講座はリアルタイム配信型(見逃し配信付き)となります。
■見逃し配信視聴方法(収録動画のストリーミング配信)
各回実施日の翌々日(日・祝日を除く)21時までに会員のページ「マイページ」に公開します。
視聴期限は、最終回の収録動画を公開してから2週間後です。期間中は何度でも視聴できます。
見逃し配信に関する詳細及び注意事項は、下記「オンライン講座ご受講にあたって」をご確認ください。
日付 | 内容 | 各回の詳細 | 担当講師 | |
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1 | 2022/05/21(土) | テクニカル分析の総論 | テクニカル分析とは何か、なぜ必要なのか、信頼できるのか、その歴史を踏まえて全体像を説明します。 | 水口 |
2 | 2022/05/21(土) | トレンド分析 すべての分析手法の基本 | 投資の基本であるトレンド・イズ・フレンドの実践法を学びます。 | 水口 |
3 | 2022/05/28(土) | 移動平均 株価推移の本質的な動きをとらえる | 移動平均と株価、複数の移動平均の相互関係から、相場推移をどのように判断するかを学びます。 | 野坂 |
4 | 2022/05/28(土) | バンド分析 株価が一定の範囲内で推移することに注目 | 代表的なボリンジャーバンド、エンベロープの考え方と使い方を学びます。 | 野坂 |
5 | 2022/06/04(土)テクニカル分析とは何ですか | オシレーター分析 価格推移の行き過ぎやトレンドの転換点をとらえる | RSI、ストキャスティクスなど代表的な指標の見方と使い方を学びます。 | 中村 |
6 | 2022/06/04(土) | サイクル分析 価格推移の周期性に注目 | 企業活動や機関投資家の行動によって生まれるアノマリーの周期性などサイクル分析の基本を学びます。 | 中村 |
7 | 2022/06/11(土) | パターン分析 過去の価格推移から将来の価格推移を予想 | 特徴的な価格推移が投資家心理やその後の価格推移に影響を及ぼすことについて学びます。 | 高橋 |
8 | テクニカル分析とは何ですか2022/06/11(土) | 出来高分析 売買高の推移から株価の動向を予想 | 価格は需給によって動くとの考えから、出来高の見方と利用法を学びます。 | 高橋 |
9 | 2022/06/18(土) | 一目均衡表 | 昭和初期に日本で考案され、現在は世界でもファンが多い相場理論です。基本的な考え方と使い方を学びます。 | 東野 |
10 | 2022/06/18(土) | その他のテクニカル分析手法およびまとめ | テクニカル分析の基本的な理論や手法を理解し、その他の総合的な判断方法を質疑を交え学びます。 | 東野 |
テクニカル分析とは何ですか テクニカル分析とは何ですか
三和 裕美子 (ミワ ユミコ)
コーディネータ、明治大学商学部教授 、日本テクニカルアナリスト協会認定テクニカルアナリスト(CMTA®)
大阪市立大学大学院経営学研究科後期博士課程単位取得退学後、明治大学商学部助手、同専任講師、同助教授、2005年より同教授、現在に至る。博士(商学)。ミシガン大学客員教授(2006年~2008年)
主著書:『機関投資家の発展とコーポレート・ガバナンス』(日本評論社、1996年)、『アメリカ型企業ガバナンスの国際化』(共著、渋谷博史他編、東京大学出版会、2002年)、Corporate Governance in Japan(テクニカル分析とは何ですか 共著、シュプリンガフェアラーク東京、2006年)。
水口 活也 (ミナクチ カツヤ)
藍澤證券(株) 市場情報部 アナリスト
証券業界にて30年の業務経験(投信・投資顧問運用、証券調査など)。1993年日本証券アナリスト協会検定会員、2000年日本テクニカルアナリスト協会認定テクニカルアナリスト、2001年IFTA(国際テクニカルアナリスト連盟)検定テクニカルアナリスト(MFTA®)、2002年国際公認投資アナリスト(CIIA)。
野坂 晃一 (ノサカ コウイチ)
(株)証券ジャパン 調査情報部 副部長
トレンドやタイミングを重視したテクニカル分析が専門。ディーリング業務にも携わり、実戦に基づいた市場分析を得意とする。主な共著は「移動平均線の新しい読み方」(かんき出版)。IFTA検定テクニカルアナリスト(MFTA®)
中村 克彦 (ナカムラ カツヒコ)
みずほ証券(株) マーケットストラテジスト
日本テクニカルアナリスト協会理事、IFTA検定テクニカルアナリスト(MFTA®)セールス(20代)、トレーダー(30代)、アナリスト(40代)を経て現職。2010年「日本テクニカルアナリスト協会30周年記念論文」最優秀賞。12、13年『みずほ証券社長大賞』連続受賞。日経新聞等に寄稿、各メディアに出演。
高橋 幸洋 (タカハシ ユキヒロ)
いちよし証券(株) 投資情報部 市場分析課長
テクニカル分析では、トレンド、フォーメーション分析が専門。日々配信するマーケットレポートは運用のプロも参考にしている。主な共著は『日本テクニカル分析大全』(日本経済新聞出版社)。IFTA検定テクニカルアナリスト(MFTA®)
東野 幸利 (ヒガシノ ユキトシ)
(株)DZHフィナンシャルリサーチ チーフストラテジスト
証券会社情報部、大手信託銀行トレーダーなどを経験。現在、DZHフィナンシャルリサーチでマーケット分析を担当。
日本テクニカルアナリスト協会副理事長、CFTe教育部長。IFTA検定テクニカルアナリスト(MFTA®)、IFTA理事、CFP®。 日経CNBC朝エクスプレス、テレビ東京モーニングサテライト、ラジオ日経などに出演。マネックス証券のマネクリで「相場一転喜怒哀楽」を連載。
テクニカル分析は意味ないのか?損しないために知っておくことを解説。
出典:Risk-Adjusted SPIVA Scorecard Year-End 2020 (PDFリンク)
理由③ テクニカル分析を逆手に取った戦略もある
つまり、 テクニカル分析をするときは対テクニカル分析の戦略も意識する必要があります。
理由④ 過剰最適化している
理由⑤ テクニカル分析には寿命がある
テクニカル分析には、それが通用する時期としない時期が存在します。
テクニカル分析の寿命は、システムストップロスで状況悪化を防ぐしかない。
システムストップロスとは売買ルール自体の損切りのこと。
システムストップロスは「バックテスト時の最大ドローダウンの2倍になったら」、「バックテスト時の連続負け回数の2倍になったら」などの条件で売買ルールの使用を停止する。
リスク・リターンが検証されている
しかし、 バックテストによりリスク・リターンが明確になっているものであれば、ある程度の利益は見込めます。
また、バックテストによって優位性のある売買ルールを機械的に取引する手法をシステムトレードと言います。
システムトレードの損益は相対的に高パフォーマンスとのデータもあります。
出典:auカブコム証券
意味のあるテクニカル分析の見つけ方
テクニカル分析で儲けるためには、バックテストが必須になります。
バックテストをすれば、テクニカル分析に意味があるのか、無いのかという答えも明確にでます。
・テクニカル分析が意味ない理由
① ランダムウォーク理論
② 市場平均に勝つのは難しい
③ テクニカル分析を逆手に取った戦略もある
④ 過剰最適化している
⑤ テクニカル分析には寿命がある
・意味のあるテクニカル分析とは?
→テクニカル分析以外と組み合わせる
→損切りのタイミングを見極める
→リスク・リターンが検証されている
・意味のあるテクニカル分析の見つけ方
→バックテストによる徹底検証が必須
テクニカル分析とファンダメンタル分析、株式市場ではどちらが重要か
テクニカル分析とは、過去に発生した株価や出来高等の取引実績から将来の価格を予想・分析する手法です。
ファンダメンタル分析の様に企業の業績や世界情勢はもちろん、日本や海外における政治や金融政策の変化などは一切考慮に入れず、株価や出来高で計算された数値で淡々と投資判断を行って行くのがテクニカル分析の大まかな特徴です。
価格の勢いや、売られ過ぎ・買われ過ぎという判断では、テクニカル分析はとても役に立ちます。
個人投資家はテクニカル分析が好き
- ①取引価格の上昇トレンドと下落トレンドへの転換を見出す方法
- ②取引価格に対する売られ過ぎや買われ過ぎを見出す方法
株は『美人投票』、テクニカル分析で充分
株価は業績が良いからと言って必ず上がるとは限りません。
株価は業績が良い銘柄が上がるのではなく、買う人が多いと上昇します。
難しいことは考えずに美人と思う投資家が多くいる株に投資することも、株式投資においては有効な手法といえるでしょう。
短期~中期投資はテクニカル分析が向いている
株式の価値という考え方ではファンダメンタル分析
ファンダメンタルが個人投資家に不人気なのは難しいから
ファンダメンタル分析で利益は重要な分析ポイントです。
しかし、最終利益がどのくらいか発表されていても、発表された利益は貸倒引当金などでお化粧をされていることも多く、きちんとしたファンダメンタル分析はプロもかなり経験が必要となります。
何よりも株価は人気投票ですので、どんなに業績が良くても買い注文が集まらなければ株価は上がりません。
中期~長期投資はファンダメンタルズ分析が向いている
テクニカル分析、ファンダメンタル分析両方勉強しよう
- ○テクニカル分析は比較的簡単、結果も出やすい
- ○テクニカル分析は短期~中期投資にお勧め
- ○ファンダメンタル分析は専門知識が多く理解するまで期間と勉強が必要
- ○ファンダメンタル分析は中期~長期投資にお勧め
- ○どちらも重要なので苦手意識を持たずに勉強しよう
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FXのテクニカル分析とは?意味ない?初心者におすすめの指標の種類と分析方法
テクニカル分析とは何ですか 出典:FXブロードネット「ローソク足」
【陽線】
【陰線】
【ヒゲ】
- 上昇トレンド後に上ヒゲが伸びた場合
→反落する可能性がある - 下降トレンド後に下ヒゲが伸びた場合
→反騰する可能性がある
移動平均線
移動平均線とは、一定期間の平均価格を算出して平均値を折れ線グラフのように表したものです。
グラフで平均価格の流れを見ることができ、相場が過去よりも高いのか安いのかを判断できます。
- 短期の平均線が中期の平均線を下から上へ超えた
→買いのサイン - 短期の平均線が中期の平均線を上から下へ割り込んだ
→売りのサイン
また、平均線が上に伸びている状態を「上昇トレンド」、平均線が下に伸びている状態を「下降トレンド」といわれています。
移動平均線をチェックすることで、現在のトレンドを把握することができるというわけです。
一目均衡表
一目均衡表(いちもくきんこうひょう)は、ローソク足と以下の5本の補助線を組み合わせてつかうテクニカル指標です。
先行スパン1と先行スパン2の間の空間は「雲」と呼ばれ、雲が厚ければ抜けにくく、雲が薄ければ変動が起こる可能性があると考えられるといわれています。
【好転(買い)】
- 転換線が基準線を上回る
- 遅行線がローソク足を上回る
- ローソク足が雲を上回る
【逆転(売り)】
- 転換線が基準線を下回る
- 遅行線がローソク足を下回る
- ローソク足が雲を下回る
ボリンジャーバンド
ボリンジャーバンドは移動平均線の上下にある線で、過去の値動きから計算される値動きの幅を表すものです。
- 買いのサイン
→ボリンジャーバンドが-2σ〜-3σのラインに達した場合 - 売りのサイン
→ボリンジャーバンドが+2σ〜+3σのラインに達した場合
ただし、相場がボリンジャーバンドを抜ける場合もあり、相場が抜けた時は抜けた方向に強く伸びると考えられています。
ボリンジャーバンドは、バンドの幅が縮小している時は上下のラインを超える傾向があるといわれています。
逆にバンドの幅が拡大している時は、上下のラインに達すると値段が戻る傾向があるそうです。
パラボリック
パラボリックは、SARというラインを使って売買シグナルを示す指標です。
SARは、上昇トレンド時はチャートの下に表示され、下降トレンド時にはチャートの上に表示されます。
- 下降するSARと上昇レートが交差するタイミング
→買いのサイン - 上昇するSARと下降レートが交差するタイミング
→売りのサイン
パラボリックは値動きが穏やかで横ばい傾向の時よりも、大きなトレンドを形成する際に有効といわれています。
【オシレーター系】テクニカル分析のチャートの見方・やり方
RSI(アールエスアイ)とは、買われすぎか売られすぎかを指数化したもので、売買のタイミングを分析するための指標です。
また、RSIは一定の幅で動く相場の際に有効と考えられています。
相場が大きく動くタイミングでは、値の動きも高頻度になり判断を誤る可能性が高くなるため注意が必要です。
RCIは「順位相関指数」という意味で、一定期間の日付とレートのそれぞれに順位をつけて、お互いの相関関係を求めて相場を分析する方法です。
- +100%付近までレートが達する
→反転して下落する可能性がある - -100%付近までレートが達する
→反転して上昇する可能性がある
完全に±100%に達していなくても、±80%を売買サインの目安にする見方もあるそうです。
MACD(マックディー)とは、移動平均線の精度を高めるための指標です。
MACDの値は、短期の移動平均線と中期の移動平均線の差によって算出されます。
【売買のタイミング】
- MACDラインがシングルラインを“下から上”に抜けた
→買いのサイン - MACDラインがシングルラインを“上から下”に抜けた テクニカル分析とは何ですか
→売りのサイン
【トレンドの予測】
ストキャスティクス
一定期間の高値と安値から、現在の価格が買われすぎなのか売られすぎなのかを判断するための指標がストキャスティクスです。
【判断基準】
【売買のタイミングの目安】
ストキャスティクスも一定の値幅の動きの際に有効とされており、相場が大きく動くタイミングでは“ダマシ ※ ”が発生しやすくなるため注意が必要です。
※売買のサインとは逆に動く現象のこと。
DMI・ ADX
上昇の強さを示す「+DI」・下降の強さを示す「-DI」・トレンドの強さを示す「ADX」の3つの指標で分析するのがDMI・ ADXです。
【+DIと-DIの組み合わせ】
【+DI・-DIとADXの組み合わせ】
- +DIが-DIを下から上に抜いた後、ADXが上昇
→買いトレンドが発生している - +DIが-DIを上から下に抜いた後、ADXが上昇
→売りトレンドが発生している
FXでのテクニカル分析の注意点2つ
①1つの指標だけでなく複数を組み合わせて分析する
テクニカル分析は、1種類だけだと大きな効果は期待できないとされています。
複数の指標を組み合わせることで分析の精度が高まり、リスクを回避できたり利益を上げたりすることに役立ちます。
Aの指標とBの指標で同じようなシグナルが見て取れるなら、信頼度の高い判断材料となるでしょう。
また、トレンド系とオシレーター系は分析する対象が少し異なるため、それぞれの強み・弱みを補うように組み合わせるのが効果的と考えられています。
②パターンが当てはまらない場合もある
テクニカル分析は、どんなパターンの相場の動きにも対応できるとは限りません。
相場が大きく動く可能性に備えるためにも、値動きに影響を与える「ファンダメンタルズ分析」も最低限取り組んでおくといいといえます。
FXでテクニカル分析を行えば、今後のトレンド傾向や売買の流れを予測することができます。
- トレンド系→値動きのトレンドや強さを分析する
- オシレーター系→相場の中で買われすぎ・売られすぎを分析する
まずは、わかりやすい移動平均線やストキャスティクスを活用してはどうでしょうか。
国立大学法人 茨城大学大学院 機械システム工学領域 鈴木研究室
ファンダメンタル分析で「お買い得」銘柄を探し, テクニカル分析で「お買い時」タイミングを探ります.それぞれ「投資」と「投機」の関係に似ています. 理論株価にいつ戻るか分からないファンダメンタル分析の弱点を,テクニカル分析でサポートできる可能性があります.
テクニカル分析への逆風 (効率的市場仮説・まぐれ・過学習)
「行動経済学」による効率的市場仮説への反証
「物理学」による効率的市場仮説への反証
金融市場におけるフラクタル性とカオス性
テクニカル分析とは何ですか
可視化ツールとしてのテクニカル分析
もう1つの目的は「現状の把握」です.時系列チャートを眺めても動きは複雑ですから,視点を特化して情報を簡略化する必要があります. この視点の違いに応じて様々な計算方法 (テクニカル指標) が考案されています.
相場予測に偏向しすぎると賛否両論の対立になりがちですが, 現状把握ツールまたは情報圧縮ツールとして考えれば, テクニカル分析の有用性はもっと理解されるばずです.
テクニカル指標のRCI(Rank Correlation テクニカル分析とは何ですか Index)を用いて,金融市場全体を可視化した様子を図1に示します.
図1: RCIによる金融市場(=複雑系)全体の可視化.1995年からの約10年間.横軸は時間[日],縦軸は銘柄番号.色の濃淡が RCIの数値を示す. 上図と下図においてRCIのパラメータが異なる.図中のグラフはTOPIX(市場平均)の時系列変動.
RCIは「時間軸座標と価格変動の相関係数」ですので,これを「TOPIXと個別株の相関係数」に置き換えれば CAPMの「ベータ値(β)」も可視化できます.そして回帰式の残差を平均化することで「アルファ値(α)」も可視化できます. これらを視ると,βとαは理論どおり一定値ではなく,動的に変化していることが一目瞭然になります.
このように,金融市場全体の様子を1枚の図で表現できますので,
・全体の動的変化を把握できる.
・個別銘柄の連動性や非連動性を把握できる.
・誌面に限りのある論文等において,使用した全データをビジュアルで紹介できる.
・ネクタイやTシャツ等のデザインとして使えそう.
などのメリットがあります.
RCI(50日)による動画 (左下の赤棒はTOPIXです) テクニカル分析とは何ですか
RCI(100日)による動画
RCIは「時間座標軸と株価の相関係数」なので,「+1に近づくほど上昇トレンド,-1に近づくほど下降トレンド」を意味します. RCIによって市場全体を可視化すると,まるで生き物のように見えませんか?
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