ストラテジーの探し方

ボリンジャーバンドとは

ボリンジャーバンドとは
ボリンジャーバンドの見方をもう少し詳しくみていきましょう。

上図を参考にしながらご説明します。

ボリンジャーバンドの見方を理解し、値動きを見極めよう!

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ボリンジャーバンド1

ボリンジャーバンドの参考図

ボリンジャーバンド2

それでは、ボリンジャーバンドの見方について触れていきましょう。 ボリンジャーバンドとは

上図を用いて、ボリンジャーバンドが表示する線のそれぞれ名前と意味をご説明します。

先ずは、中心の線が移動平均線になります。
この線を中心にバンドが 収縮 や 拡大 をして行きます。

次に-3から+3までの線をσ(シグマ)と言います。
標準偏差を表しており、この線が重要な線になります。

シグマは移動平均線から
1番近い上下線(+、-1σ)の間でレートが動く確率)= 約68.3%
2番目の上下線(+、-2σ)の間でレートが動く確率 = 約95.5%
3番目の上下線の間(+、-3σ)でレートが動く確率 = 約99.7%

ボリンジャーバンド3

ボリンジャーバンドの見方をもう少し詳しくみていきましょう。

上図を参考にしながらご説明します。

なお、ファンダメンタルズ等で非常に大きなトレンドの波(急騰や暴落)
が起こった場合は 値動きが早すぎてまともに機能しない事もあります ので、
その点は注意が必要です。

【図解】ボリンジャーバンドの仕組みと逆張りの使い方・シグナルをわかりやすく解説!

正規分布の図解

正規分布とは、たくさんの数値のデータの平均をとり、平均を中心にして数値ごとに並べると、 「高い確率で平均に近いほど数が多く、平均から離れるほど数が少なくなる」 ということです。 近い例で言えば、テストなどで使われる「偏差値」は、この真ん中である平均を50として、一人一人の点数が、どのくらい離れているかを表しており、やはり50から離れるほど、人数は少なくなっていきます。 そのため、偏差値50のほど人数が多く、50から離れるほど人数は少なくなります。

☝多くのデータを集めるとほとんどが一定範囲の中に収まる

正規分布の割合

そして、 標準偏差(データのバラつき具合)の単位の1つである、 『σ(シ グマ)』 という記号で表すと、上の図のようになります。 そして、全体のデータを、平均(偏差値でいう50)から、以下のような統計が出てきます。

この正規分布の考え方を、株価チャートに 置き換えたのが 「ボリンジャーバンド」 です。

ボリンジャーバンドの見方・分析法

上記のようにボリンジャーバンドは「正規分布」の考え方が代入されています。つまり、終値が正規分布に当てはまるとなっているため、株価がバンドの終値のどこに位置しているかによって、その後の株価の推移を分析します。

「ボリンジャーバンド」は株価がこの中で収まる確率を示す

ボリンジャーバンドの構成の図解

ボリンジャーバンドの基準となる、真ん中にある線は「単純移動平均線」であり、言い返ると「終値の平均」です。 グランビルの法則などからも、「株価は、移動平均線の近くにあることが多く、大きく放れたした数値を取る可能性は低い」という考えがあります。 言い返ると、 「株価と移動平均線との関係が、 正規分布のようになる」 と考えるのです。 ちなみに、ボリンジャーバンドの作成者であるボリンジャー氏は、20日移動平均線をベースで考えています。

各バンドと株価の位置の関係性を考える

ボリンジャーバンドと正規分布

正規分布の考えが応用するので、「ボリンジャーバンドが示すバンドの中に、それぞれの確率で株価が収まる」と考えます。 そのため、株価とボリンジャーバンドの位置関係は、

収まると考えることができます。 言い返ると、 正規分布が成り立つのであれば、株価(終値)が ±2σより外で終わる確率は約4.5%、±3σより外で終わる 確率は約0.3%程度 しかないとも言えるのです。

ボリンジャーバンドの「逆張り」の売買タイミング

ボリンジャーバンドの正規分布の考え方を考慮すると、「逆張り」の使い方が考えられます。また、 ボリンジャーバンドの逆張りは、一般的な使い方として紹介される場合もありますが、大きなリスクを背負っています。 それをしっかりと理解したうえで、内容を見ていってください。

ボリンジャーバンド±2σや±3σでの転換

ボリンジャーバンド±2σの売買タイミング

株価がボリンジャーバンドの 移動平均±2σや±3σ付近になると、 株価は転換しやすくなります。 バンドの中に、高い確率で収まるということは、 ボリンジャーバンドとは 「移動平均+2σ以上➔売り」 「移動平均-2以下σ➔買い」 という、 逆張りの参考材料と考えることができます。 しかし、このボリンジャーバンドの逆張りは、 これはある欠点をもっています。

ボリンジャーバンドだけの逆張りのエントリーは危険!?

◎もみ合い相場では利益が小さくなる

もみ合い相場でのボリンジャーバンドの例

特にもみ合い相場でのボリンジャーバンドの ±2σで、株価は反転する可能性は高いため、そこでエントリーができれば、利益を取れる確率は高いです。 しかし、もみ合い相場では、 株価の 変動幅が小さい場合が多い為、 100点満点のエントリーをしても、 そこまで大きな利益はつかみにくいです。 ボリンジャーバンドが±2σで反発・反転する場合は、もみあい相場というのが前提となるため、この逆張りで得る利益は少なくなります。


◎トレンド発生時にあてにならない

ボリンジャーバンドは、トレンドが 形成するときに、 +2σに沿う形で株価が変動する ことがよくあります。 または、終値が±2σを突破することが、その方向へのトレンド発生のサインとなることもあります。

エクスパンションの図解(ボリンジャーバンド)

つまり、±2σにタッチしたことで、容易に逆張りをすると、 ボリンジャーバンドとは 大きなトレンドに対して逆らう エントリーを行ってしまうことになるのです。 このボリンジャーバンドを作ったボリンジャー氏も、株価が+2σを上回ってもても、売りサインでもないし、-2σを下回っても、買いサインでもないと、この売買に否定的です。 もちろん、ボリンジャーバンドによる、 逆張り エントリーを得意な手法としている投資家もおり、全ての注文に損切りを入れておけば、問題ないという意見はあると思います。 経験が浅い方は、ボリンジャーバンドによる新規のエントリーは控えておくことがオススメです。

ボリンジャーバンドは逆張りだけじゃない

そして、ボリンジャーバンドの使い方はこれだけではありません。 バンドの幅などを分析することで、 『長期的なトレンドを分析し順張りを行うこと』も可能です。

素人にも分かる!ボリンジャーバンドを解説してみた件

キャプチャ

これはみんな一度は見たことはあると思います。標準偏差のイラストです。標準偏差をまず記号Σで表します。そしてΣ1の範囲に68%のデータが収まり、Σ2の範囲には95%が収まり、そしてΣ3には99%以上が収まると統計学で算出された確率となります。ボリンジャーバンドもこの確率を利用したテクニカル指標になるんですね。そしてボリンジャーバンドは真ん中の平均のところに移動平均線がくるという形になっています。そしてこのΣを1、2、3と選んで表示をさせると株価が一定期間、通常は20日を使うんですが、その期間の標準偏差の幅を表示して今の株価がどの辺にいるのかというのを教えてくれるテクニカル指標になります。

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例えばこのチャートを見てみると上の+2Σのライン付近まで株価上がってますよね。このバンド内に95%の確率で収まるんであればここからも下がるだろう、それなら売却すればいいんじゃないかと思うかもしれないと思いますよね。しかし、ボリンジャーバンドは逆張りに使えるテクニカル指標ではないんですね。ボリンジャーバンドを開発したボリンジャーさんも逆張りには使えないと明言しています。実際にこのチャートでは、2Σの上にタッチしたのにも関わらず、下落せずにそこからどんどん値上がりしていってますよね。なぜ逆張りに使えないかと言うと、標準偏差の正規分布っていうのは学力テストみたいに0点から100点までしかない時には50が真ん中でそれよりも上が良くて、下が悪いと単純に判断できるんですが、株式の場合は、特にストップ高ストップ安がない米国株の場合はこの分布の中に収まらない事が多いからなんですね。

正しい使い方

実際にボリンジャーバンドどうやって使うかということなんですが、いくつか使い方があるんですが、おすすめの使い方を1つ紹介したいと思います。結論を先に言ってしまうと「ボリンジャーバンドがスクイーズした後にエクスパンションしたらバンドウォーク狙いで順張りで投資をする」というのがおすすめです。いきなり意味わかんない言葉スクイーズ、エクスパンション、バンドウォークの3つ出てきました。1つずつ説明していきますので大丈夫です。

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その他のポイント

まずはボリンジャーバンドは1から3までΣを使うことができるんですが、基本的には2Σを目安に使うことが多いです。

スクイズが小さくてエクスパンションが大きいとバンドウォークしやすいという傾向があります。

スクイズ、エクスパンションを確認できるインジケーターBBWやヤフーファイナンスのチャートだとBOLL BWで表記されており、ボリンジャーバンド幅を表示させるチャートの下に出てきます。

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スクイズの後に株価が2Σを超えて上に突き抜けたら、順張りで投資を仕掛けます。そのタイミングが エクスパンションそしてバンドウォークの始まりであるということが多いです。

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